川住隆一先生が2020年5月1日にご逝去されました。
川住隆一先生は、国立特殊教育総合研究所(現国立特別支援教育総合研究所)、東北大学大学院教育学研究科、東北福祉大学にてご勤務の傍ら、全訪研全国大会でコミュニケーション分科会共同研究者としてご尽力いただいておりました。昨年8月に開催された全訪研第32回全国大会(千葉)の分科会の共同研究者まとめとして、以下の文章をいただいております。
「子どもの微小運動にその意味(たとえばどのような意思の現れなのか)がよくわからないことがおおい。しかしそれでもその意義を大胆に解釈しとりあえずの対応を行うことが求められる。最も避けるべきことは、意味のない動きとして無視ないしは切り捨てすることである。」
「絵本の読み聞かせだけでなく、子どもに向かい数分間でも話しかけ続けることを提案する。例えば活動を振り返る時間を設け話しかけてみてはどうだろう。これを継続することによって、子どもには予想以上の変化が生ずる可能性がある。」
川住隆一先生の本会に対する御貢献に深く感謝申し上げますと共に、川住先生が全訪研に託されたご意志を胸に、訪問教育の歩みを進めてまいります。